五輪で選手の抗議ポーズだめ IOC、具体的な指針発表

有料記事

ローザンヌ=遠田寛生
[PR]

 国際オリンピック委員会(IOC)のアスリート委員会は9日、政治的、宗教的、人種的な宣伝活動を禁じた五輪憲章第50条について、禁止行動を具体的に挙げた指針を発表した。東京五輪から適用する。

 五輪期間中、選手らは会場や選手村、表彰式などでの政治的なメッセージやジェスチャーは一切認められない。国歌演奏の際にひざをついたり、表彰式で表彰台に上がらなかったり、記念撮影を拒否したりしてはいけない。事案があった場合、当該国・地域のオリンピック委員会や国際競技連盟、IOCが、違反かどうか、どのような処分をするか、個別に判断するという。

 表現の自由に配慮し、記者会見や報道機関を通じての発言、SNSなどでの発信は処分の対象外とした。IOCのコベントリー・アスリート委員長は、「たくさんの選手と話し合って決めた。ルールを明確にする必要があった」と説明した。

ここから続き

 五輪はこれまで、しばしば選…

この記事は有料記事です。残り320文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら