日本一購入が難しいカレー 北新地の「一見お断り」の店

富岡万葉
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 大阪・北新地で32年続く小料理バー「玉鬘(たまかずら)」が、名物メニューのバターカレーをレトルトにして売り始めた。ネットでは「日本一購入が難しいカレー」と評判になっている。

 店頭でのみ販売しており、店は「一見(いちげん)さんお断り」。国産バターをふんだんに使った上品な味わいをレトルトで再現しているが、井上準子ママは「同じ材料で作っても、店で過ごした時間がないと、玉鬘の味にならない」とこだわる。

 一方で、紹介者なしでも入れるランチタイムの「昼バル」も随時開いている。ここでママと親しくなれれば、夜の入店がかなう「登竜門」だという。手製のカレーは開店当初からの人気メニューで、夜のコースのシメとして振る舞われる。

 レトルトは1袋1080円。ママの初孫の誕生を祝って商品化し、パッケージには孫の誕生日の数字を忍ばせている。(富岡万葉)

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