初Vの三木谷会長「故郷へ恩返し、でもお金使いすぎた」

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 サッカーJ1神戸の天皇杯初優勝を受け、クラブの三木谷浩史会長(楽天会長兼社長)が1日、取材に答えた。

 ――クラブが生まれた1995年、銀行勤務時代に阪神・淡路大震災が起きた

 「孫正義さんと(米国に)海外出張する予定だったんです。朝起きて、同郷の同級生から電話がかかってきた。大変なことになっていると聞きました。翌日、岡山経由で神戸に入りました」

 ――震災で親類や友人を亡くした。心境の変化は

 「関西で地震があるなんて想像もしていなかった。悟りを開いたというと言い過ぎだけど、恐れることは何もないと思いました。失敗してもいいから、自分が正しいと思うことをやろうと、ふと思いましたね」

 ――震災から25年という節目で初優勝を飾った

 「スポーツというのは筋書きのないドラマというけれど、色んな人が感情移入をしている。その思いをみんなが背負いながらプレーしているから、感動が大きくなると思うんです」

 「阪神・淡路大震災は火災の被害が大きく、東日本大震災と違うダメージがあった。今だから言うけど、(2003年に)本当は引き受けるつもりはなかったんですよ。引き受けなかったら、クラブは消滅するって言われたので、恩返しと思って引き受けた。そしたら、どっぷり(サッカーに)はまってしまいましたね」

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 ――私財を投じて、経営して…

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