記述式導入は「中止を」、紅野・日大教授語る失敗の原因
聞き手=三島あずさ
記述式問題の導入は、「見送り」や「延期」ではなく中止すべきだ。
受験者が50万人にも上る試験で、きちんと記述式問題を作れば、採点の正確さや公平性を保つことはできない。採点しやすい、しかし、能力測定として効果のない問題をむりやり導入し、受験生がそれに向けた「トレーニング」をするようになれば、総体として国語の能力低下を招くことになる。
導入賛成派は、どんな記述式問題でも、入試に入れれば能力がアップするような錯覚にとらわれているが、素人の判断で日本の教育をあやまるべきではない。
ここから続き
今後のことを考える上で必要…
【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら
大学入学共通テスト 問題・解答・分析はこちら
最新ニュース、時間割、受験生応援企画などをお届け。試験当日は問題と解答を速報します。[もっと見る]