逮捕、クビ、離婚…転落の始まりはピンクの錠剤「タマ」

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稲垣千駿 河崎優子
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 合成麻薬MDMAが若者の間で広がっている。俳優の沢尻エリカ被告(33)=麻薬取締法違反罪で起訴=も所持したとされる、手軽でポップな「ゲートウェー・ドラッグ(入門薬物)」は心身をむしばみ、新たな薬物への欲求をかき立てる危険をはらんでいる。(稲垣千駿、河崎優子)

 「錠剤は1錠5千円。沢尻被告の自宅にあったというカプセルのタイプは『ピュア』と言って純度が高く、1錠7千円だった」

 東京都内の20代女性は以前、MDMAの密売に関わった。東京・渋谷や六本木のクラブに常駐する仲介役から、やり取りの残らないSNSを使って注文を受け、すぐさま店へ。仲介役と目で合図を交わして客を確認し、声をかけた。「店内は音楽が大音量で流れていて薄暗いから、ばれにくい」。10代後半~30代ぐらいに人気だったという。

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 東京都中野区の会社員男性(…

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