現役では異例 内村航平が大会創設にかける思いとは

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山口史朗
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 4大会連続の五輪出場、メダル獲得へ。体操界の「キング」こと内村航平リンガーハット)が動き出した。来年3月に自らを含む国内の12選手が出場する「KOHEI UCHIMURA CUP」(KUC)を開催すると発表した。現役選手による異例の大会創設。その狙いは「五輪」だけではなかった。

 「周りの人から『やっちゃえばいいじゃん』って言われて。自分でも乗せられました」。KUCの開催を発表した内村は11月30日、大阪市で時計ブランド「ロンジン」のイベントに登場し、大会創設のきっかけを明かした。

 KUCは来年3月18日、群馬・高崎アリーナで行われる。内村のほか、リオデジャネイロ五輪の団体金メダルメンバーである山室光史田中佑典加藤凌平(以上コナミスポーツ)、白井健三日体大大学院)らが参加する。出場選手の調整、審判の手配などは日本体操協会とも連携し、五輪選考会まであと1カ月と迫るタイミングで「予行演習」の意味合いを持つ大会を開く。

 今季の内村は両肩のケガもあり、4月の全日本選手権で予選落ち。2008年北京五輪以来、続いていた日本代表入りを逃し、世界選手権に出られなかった。11月のスーパーファイナルへの推薦出場も逃したため、東京五輪代表になるには、来年4月の全日本選手権と5月のNHK杯で好成績を残さねばならない。

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 「そうなると、全日本選手権…

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