群馬)中曽根元首相死去 地元で弔問の列

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森岡航平 丹野宗丈
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 101歳で死去した中曽根康弘元首相が地元の活動拠点としていた群馬県高崎市末広町の公益財団法人「青雲塾」の記帳所には、訃報(ふほう)から一夜明けた30日も、知人や支援者ら約400人の弔問の列が続いた。

 祭壇で手を合わせた近所の薬剤師宮下初枝さん(91)は、中曽根氏が初当選した1947年の衆院選から応援。自身の結婚の際は仲人を務めてもらったという。「勉強家で、体力もすごくある人だった。大往生とはいえ、さみしい」と言葉を詰まらせた。

 同市請地町の富田光さん(77)と照子さん(76)夫婦は、中曽根氏が閣僚や党の要職に就いてからも地域の新年会に毎年参加していた姿が印象に残るという。「オーラもあったが、人を包み込むおおらかさも持ち合わせていた。地元の誇りでした」と口をそろえた。

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 29日午後に駆けつけた支持…

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