寅さん地蔵も待ってた新作 ロケ地の夢は幻になったけど

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笠原雅俊
【動画】映画「男はつらいよ」幻のロケ地にある「寅さん地蔵」=笠原雅俊撮影
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 映画男はつらいよ」シリーズの主人公、フーテンの寅さんこと車寅次郎が、高知県でお地蔵さんとして今も拝まれている。高知は第49作で初めてロケ地に選ばれたが、寅さんを演じる渥美清さんの死去で幻に。代わりに地蔵を建てた地元のファンは、年末に公開される22年ぶりの新作「お帰り 寅さん」を待ちわびている。

 土佐湾にそって高知県東部を走るローカル線、土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線。安芸市の伊尾木駅から歩いて5分ほど、伊尾木公民館そばの空き地に「寅さん地蔵」は鎮座している。

 背広を肩に引っかけ、中折れ帽に腹巻き。いつもの装いであぐらをかき、何かを祈っている。高さ1・4メートルほどの御影石製だ。

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