「彼らの景色を見てほしい」 デモの中から撮る香港の今

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宮野拓也
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 東京在住の写真家、児玉浩宜さん(35)が、香港でのデモの様子を現地で撮影した写真展が22日、福岡市内で始まった。自身も催涙スプレーを浴びながら撮影した写真や、警察に拘束されて頭を踏まれるデモ参加者の姿など約100点を展示する。24日まで。無料。

 カメラマンをしていたNHKを退職後、学生時代からの趣味が高じて東京でカメラ屋を営んでいる。香港は大学卒業後に初めて旅した海外。友人もでき、「カメラが好きならカメラ屋をしたら」と勧めてくれたのも香港の友人だった。

 「もしこれが香港の最後の自由だとしたら記録に残したい」。早く来いという友人の声に、6月から毎月1週間から10日ほど、香港に向かった。撮影ではヘルメット、ガスマスク、ゴーグルを身につける。催涙スプレーに加え、警察車両からの放水、ゴム弾などデモ隊と共に「実弾以外は一通り」受けた。

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 モットーはデモ隊の中に入り…

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