1千の金属棒が選び放題 「特殊」な会社がサブスクなぜ

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山本知弘
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 「特殊で何が悪い?」

 人気俳優の岡田准一さんが叫ぶテレビCMで知られる東証1部企業の「日本特殊陶業」(日特陶、名古屋市)が、定額課金でモノやサービスを提供するサブスクリプションの事業に参入する。月額2300円から貸し出すのはボールペンサイズの金属棒で、最大1千種類が選び放題だ。そんな超「特殊」な新サービスを始めるワケは。

 「何だ、これ?」

 黒光りする実物を、初めて目にしたときの率直な感想だ。日特陶が中小の町工場などを相手に12月から月額課金で貸し出しを始めるのは、「ホルダ」という棒状の特殊鋼。見た目は子どものころに習字で使った文鎮そっくりで、太さや長さには数え切れないくらいのバリエーションがある。

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 じつはこのホルダ、金属のか…

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