能とサンバ、異色の舞台 「ブラジルの五右衛門」題材に

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平山亜理
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 幻想的なCG映像が映し出された舞台上で、サンバのリズムに乗って能楽師が舞い、空手とブラジルの武術カポエイラが相まみえる――。そんな異色の舞台公演「地獄の門を叩(たた)く男」が23、24の両日、東京都内で催される。主催は在日ブラジル大使館。前回2016年五輪の開催国ブラジルと、来年の五輪開催国である日本の文化を混ぜ合わせる試みだ。

 主演は能楽師の梅若猶彦(なおひこ)さん(61)。企画したのは、娘で映像作家の梅若ソラヤさん(36)だ。

 梅若さんは、これまでもシェークスピアの「リア王」を演じるなどしてきた。娘から出演を求められ、「両国の絆を深めるため、役に立ちたい」と引き受けた。

公演は両日とも午後2時からと午後5時から、パナソニックセンター東京(東京都江東区有明3丁目)であります。入場は無料。異色のコラボはどのような舞台になるのか。記事の後半では、筋書きを紹介します。

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 題材としたのは、「コルデル…

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