時代映すカトリック教会 増える外国人信者、ミサ立ち見
荒ちひろ
ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王が23日に来日する。ヨハネ・パウロ2世が法王として初来日した前回1981年から様変わりしたのが、日本に住む外国人の数だ。国内のカトリック信者数も、今では日本人より外国人の方が多いとされる。労働力として日本社会を支える人々にとって、カトリック教会は、国境を超えて身を寄せることができる大切なコミュニティーとなっている。(荒ちひろ)
首都圏でも特に外国人住民が増えている埼玉県南部の川口市。17日朝、カトリック川口教会で、鐘の音とともにミサが始まった。
この日は月1回のベトナム語のミサだ。300人ほどが集い、約120席の聖堂はすぐに埋まった。屋外にもパイプいすが何列も並び、立ったまま参加する若者の姿も目立った。
ここから続き
ほとんどがベトナムからの留…