大型SUV増えればEVの環境効果半減 国際機関が警鐘

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ロンドン=和気真也
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 ガソリンを使わない電気自動車(EV)がせっかく普及しても、SUV(スポーツ用多目的車)人気で「脱・石油効果」が半減しかねない――。国際エネルギー機関(IEA)は13日発表の世界エネルギー見通しの報告書で、最近のSUV人気に警鐘を鳴らした。

 報告書によると、世界のEVは2018年だけで200万台増え、累計500万台を超えた。補助金の充実や充電インフラの整備、車載電池の値下がりなど環境が整えば、年間販売台数は25年に1千万台、40年には3千万台超に増えると見込み、石油需要が日量400万バレル減る、とはじいた。

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 一方、大型で重量感のある車…

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