双子用ベビーカーの女性、市営バスが乗車拒否か 名古屋
ベビーカーに双子を乗せた女性が名古屋市営バスの運転手から乗車を拒否されたとの声が寄せられ、市交通局は7日、不適切な対応がなかったかどうか、事実関係について調査を始めた。
乗車を拒否されたと話しているのは、1歳の双子の女児がいる名古屋市の女性(34)。
女性によると、10月下旬に横型のベビーカーに双子を乗せてバスに乗ろうとしたが、運転手から「ベビーカーを中まで運べますか」と聞かれた。双子を抱いてベビーカーを運ぶのは難しいため、常備されている車いす用スロープを使いたいと求めたが、運転手は応答しなかったという。女性は乗車をあきらめ、所用先の区役所まで片道約40分を歩いた。
市交通局によると、2013年10月から、大型バスでは横型の双子用ベビーカーに子どもを乗せたままでの乗車を認めている。中・小型バスではベビーカーから子どもを降ろして、折りたたんで乗るように求めている。また、ベビーカーでの乗降の際は乗務員も協力するとしている。交通局は寄せられた情報から運転手やバスを特定し、不適切な対応がなかったかどうかを調べる。(堀川勝元、保坂知晃)
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