ボーイング、欠陥を事故前に把握? 米議会で集中砲火

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ワシントン=江渕崇
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 米航空機大手ボーイングの主力機「737MAX」の連続墜落事故をめぐり、デニス・ミュイレンバーグ最高経営責任者(CEO)が29日、米議会で初めて証言した。事故につながった飛行システムの欠陥を、同社が事故前に把握していたのかどうかに質問が集中。普段はいがみ合う共和・民主両党の議員がボーイング批判で一色となり、ミュイレンバーグ氏は防戦に追われた。

 インドネシアで最初の事故が起きてから丸1年となるこの日、米議会上院で開かれた公聴会は、10人以上の遺族が犠牲者の遺影を抱いて傍聴。ミュイレンバーグ氏は冒頭、「深く、心から申し訳ありませんでした」と謝罪した。事故では機体の姿勢を制御するシステムが誤作動したとし、「我々は過ちを犯したことを知っている」と一定の過失責任を認めた。

 ただ、この日の焦点は、同社…

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