羽生が自己最高で優勝、2位に59点差 スケートカナダ

ケロウナ=大西史恭
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 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第2戦スケートカナダは26日(日本時間27日)、カナダ・ケロウナで第2日があり、男女フリーがあった。

 男子フリーでは、5度目のGPファイナル制覇を目指すショートプログラム(SP)1位の羽生結弦(ANA)がともに自己最高となるフリー212・99点で合計322・59点を出し、優勝した。2位に59・82点差をつけて圧勝した。SP5位の田中刑事(倉敷芸術科学大大学院)は4回転サルコーを着氷させるなど169・91点で合計250・02点の3位だった。

 女子フリーではSP1位の紀平梨花(関大ク)が148・98点で合計230・33点の2位だった。紀平はトリプルアクセル(3回転半)からの連続ジャンプを着氷させるなど大崩れはしなかったが、優勝には届かなかった。紀平は「最初のトリプルアクセルでミスが出てしまったけど、その後をまとめることをできたのはよかった」と納得の表情も浮かべた。

 優勝は4回転ジャンプを3本成功させた15歳のアレクサンドラ・トルソワ(ロシア)の166・62点で合計241・02点。SP3位から逆転した。これで、ロシア勢はGPシリーズ2連勝。SP10位の本田真凜(JAL)は120・06点で合計179・26点の6位まで巻き返した。22日に交通事故に遭った本田は体調が優れず、フリーを棄権することも考えたというが、「棄権を選択する勇気がなかった。でも、自分の演技ができて、心から(試合に)出て良かったなと思っています」と語った。(ケロウナ=大西史恭)

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