羽生結弦、GP初戦へ 「かみしめるよう調整してきた」

ケロウナ=大西史恭
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 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第2戦スケートカナダが25日(日本時間26日)、カナダ・ケロウナで開幕する。同日には男女ショートプログラム(SP)がある。24日(同25日)は本番リンクで公式練習があり、男子の羽生結弦(ANA)やGPファイナル2連覇を目指す女子の紀平梨花(関大ク)らが調整した。

 羽生が5度目のGPファイナル制覇を目指して、今季の自身GP初戦に挑む。午前の公式練習ではSPの曲をかけた。4回転―3回転の連続トーループなど全てのジャンプを着氷。午後の練習では主に4回転ループを確認した。9月のオータム・クラシック後は「試合のための練習を繰り返していた。一つ一つかみしめるように調整をしてこられた。GPファイナルに行きたい。そして、このスケートカナダで勝ちたい」。羽生は近年、けがでGPファイナルに出場できていない。今季、出場できれば3季ぶりになる。「とにかくノーミスしたいなという気持ちが強くあります」。好調を維持して、本番を迎える。

 紀平は左足首のけがの影響もあって、3回転ルッツや4回転サルコーはプログラムに入れないことを示唆した。5日のジャパンオープンで4回転ジャンプを4本着氷させた15歳のアレクサンドラ・トルソワ(ロシア)との対決に注目が集まるが、「あんまり順位は気にしないようにしている。SP、フリーの理想の演技をどうやったらできるかを考えている」と自分の演技に集中する。武器のトリプルアクセル(3回転半)ジャンプは好調そうで、2回の公式練習を合わせて18回も着氷。「アクセルは結構、感覚が良い感じだった。すごくいいジャンプが跳べていたと思う」と自信も口にした。(ケロウナ=大西史恭)

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