商業捕鯨のクジラ試食会 きれいな霜降り「牛肉のよう」

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貞松慎二郎
【動画】商業捕鯨のニタリクジラ料理で試食会=貞松慎二郎撮影
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 31年ぶりに再開された商業捕鯨で、捕獲数が最も多かったニタリクジラ(187頭)。ただクセが強く、「おいしくない」という評判も聞く。沖合操業の母船式船団が帰港した山口県下関市で24~25日、一般市民向けの試食会があり、記者もその味を確かめた。

 「商業捕鯨で捕獲したニタリクジラですよー!」。JR下関駅前の商業施設「シーモール下関」2階に設けられた試食会場で、主催者が買い物客に呼びかけた。仙台港で7月末に陸揚げしたニタリクジラの赤肉に火を通し、みそやみりんなどで味付けして煮込んだ「くじらみそ」が無料で振る舞われた。調査捕鯨の副産物だった鯨肉を使った大和煮やレトルトカレー、ベーコン、ソーセージ、すじ煮込みなども販売された。

 南極海のミンククジラに比べると、ニタリクジラはなじみがなく、肉質も劣るという見方が下関でも根強い。ところが、実際に沖合で操業した母船式船団の乗組員は帰港後、「臭みはなく、肉質は格段に良い」と話していた。

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 今回、試食した下関市民の反…

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