高浜町が調査委員会設置へ 「元助役との関係徹底検証」

室矢英樹
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 関西電力の役員らが福井県高浜町の元助役・森山栄治氏(故人)から金品を受領していた問題で、高浜町は近く調査委員会をつくる方針を決めた。野瀬豊町長は「この際、森山氏にかかわった職員、公共工事の契約を調べ、問題点がなかったか、徹底的に検証する」としている。外部の有識者を含めた調査委を月内に設置。野瀬町長は委員に加わらない。

 町によると、森山氏が町助役を務めた1980年代前後から課長級以上を務めた現役職員とOBら数十人を対象に聞き取りを進め、役場内での影響力や森山氏から金品を受領したケースがないか調べる。また、町が発注した公共工事について、金品受領問題で資金の提供元となったとされる土木建築会社「吉田開発」(高浜町)が請け負った工事の契約も調査する。

 町は早ければ1カ月以内をめどに調査報告書をまとめ、公表する方針。(室矢英樹)

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