国民の老後を支える公的年金をめぐっては、2007年に約5千万件の年金記録の持ち主がわからない「宙に浮いた年金」や、保険料を支払ったのに記録がない「消えた年金」が大きな問題となった。
ねんきん定期便は、過去の保険料の納付実績や将来受け取る年金の見込み額を知らせるため、日本年金機構の前身の社会保険庁が09年4月から発送を開始したものだ。毎年誕生月になると、35、45、59歳の人は過去すべての納付状況を示した封書が、それ以外の人には直近1年間の状況を記録したはがきが届く。
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