乳がんの悩み、サロンで相談 医療者も参加し100回目

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宮崎園子
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 乳がん患者や家族の交流の場である広島市の「まちなかリボンサロン」が5日、100回目の開催を迎える。診察の場では聞きにくい相談も、お茶を飲みながらざっくばらんに――。そうして、毎月欠かさず続いてきた。

 国立がん研究センターの資料によると、女性が乳がんにかかる割合は11人に1人で、がん全体の中で最も罹患(りかん)率が高い一方、5年相対生存率は91%で、3番目に高い。広島がんネットによると、乳がんにかかった県内の人の数は、13年に2037人。仕事や子育てとの両立、薬や副作用との付き合い方など、治療の過程で抱える悩みは尽きない。

 こうした中、どの病院にかかっている患者でも、自由に立ち寄り相談できる場を、と2011年にNPO法人「ひろしまピンクリボンプロジェクト」が広島市中心部の会議室を会場にサロンを開設した。

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 同法人によると、ほかにも患…

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