宮城)引き揚げ者描いた中国人画家の作品展、県美術館で
志村英司
終戦直後に旧満州(中国東北部)から引き揚げる日本人を描いた中国人画家の王希奇(ワンシーチー)さんの作品展「一九四六」が、仙台市青葉区の宮城県美術館で開かれている。縦3メートル、横20メートルの大作。500人以上の引き揚げ者の様子が重々しい色調で描かれ、その迫力に圧倒される。6日まで。
王さんは、引き揚げ者の出発港となった葫蘆島(ころとう)に隣接する遼寧省錦州市の出身。葫蘆島からは1946~48年に105万1047人が引き揚げた。
王さんは、母親の骨箱を抱えた子どもらの写真をネット上で偶然見つけ、それが制作のきっかけとなった。東京や、引き揚げ船が到着した京都・舞鶴で展示された。
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王さんは取材に、「絵を通し…
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