京都)宇治茶の魅力発信 福寿園が「工房」リニューアル

有料記事

高井里佳子
[PR]

 老舗茶舗の福寿園(京都府木津川市)が27日、宇治市宇治山田のお茶体験施設「宇治茶工房」をリニューアルオープンした。玉露を使った食事やデザートが食べられる専門カフェが登場し、抹茶や煎茶、玉露の喫茶体験ができる施設もできた。気軽に宇治茶を楽しんでもらうねらいだ。

 宇治茶工房は茶葉の手もみや、石臼を使ったお茶づくりが体験できる施設として2007年8月にオープン。ペットボトルのお茶が普及する中、「お茶を急須でいれたり、茶筅(ちゃせん)でたてたりして飲む文化を守りたい」と、福寿園が建てた。昨年度は約11万人が訪れ、宇治市の観光スポットとなっている。

 今回のリニューアルでは、人気の抹茶だけでなく玉露の魅力を伝えようと、玉露をふんだんに使った食事を提供するカフェ「玉露亭」をつくった。玉露を使った鯛(たい)茶漬けや茶葉の天ぷら、玉露アイスが付いたみつ豆や玉露あんを使ったみたらし団子などを味わえる。約120平方メートルのかやぶき屋根の平屋建てに36席を用意し、宇治川の景色を大きな格子窓から見られるようにした。

ここから続き

 玉露亭の向かいにある施設の…

この記事は有料記事です。残り261文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら