「全く違う泡盛」沖縄12社が開発 発想転換の新製法

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伊東聖

 泡盛のよさを生かしつつ、全く違う泡盛をつくりたい――。沖縄の泡盛メーカーの技術者が会社の垣根を越えて、新たな泡盛の開発に成功し、25日から販売を始めた。やさしい甘みとすっきりした味を引き出すため、若手たちが従来の発想を転換した製法を編み出した。

 「これまでの泡盛と全く違う。想像を超えた泡盛ができた」。16日、沖縄県庁で記者会見したプロジェクトリーダーの伊藝壱明(いげいかずあき)さん(40)は胸を張った。

 泡盛は14年連続で出荷量が減っている。この苦境を何とか打破したい、と泡盛づくりに関わる若手有志の勉強会が昨秋、新しい泡盛づくりの検討を始めた。仕事の後に集まり、泡盛の強みは何かといった議論を深夜になるまで続けた。

 泡盛もアルコール度数の高い…

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