佐野SAのストが収束 会社側が譲歩か、24日に再開へ

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吉田貴司
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 東北自動車道上り線の佐野サービスエリア(SA、栃木県佐野市)の売店やレストランで8月14日から1カ月以上続いていたストライキが、23日までに収束した。売店などを運営するケイセイ・フーズ(同市)の労働組合が同日発表した。ストをしていた従業員は順次職場に復帰しているという。

 同社では岸敏夫社長が総務部長の加藤正樹氏を突然解雇したことから、会社側と従業員が対立。ストが始まった。会社側は別の働き手を確保し、売店やレストランの営業を再開するなど対立が続いていた。労組によると、職場に復帰した従業員は、現在働いている人との業務引き継ぎなどを行い、24日午前11時から以前と同様の営業状態にするという。労組は「ストが長く続き、従業員も追い込まれていた。利用客の皆様にはご迷惑をおかけしましたが、戻れて良かった」としている。

 先月30日に団体交渉が行われたが、労組側が要求した加藤氏の総務部長としての復職や岸社長の辞任について、会社側は拒否していた。

 労組によると今月17日、会社側から「岸社長ら現経営陣が退陣し、新たな社長となるので戻ってきてほしい」と関係者を通じて連絡があり、応じることにしたという。

 労組側はスト開始直後から…

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