茨城)芭蕉の師・仏頂和尚を本に 鹿嶋の鹿野さんが出版

有料記事

村山恵二
[PR]

 茨城県鹿嶋市宮中の市文化財保護審議会長で元学習塾経営の鹿野貞一(かのていいち)さん(70)はこのほど、俳聖松尾芭蕉(1644~94)と、一般にはあまり知られていない僧の仏頂(ぶっちょう)(1642~1715)について、「芭蕉の師 仏頂和尚」という本にまとめた。

 仏頂は現在の鉾田市生まれで、鹿嶋市にある根本寺で住職を務めていた。鹿野さんは経営していた塾に同寺の子女が通っていたことから存在を知った。仏頂の知名度の低さについて「名誉や権力を嫌い、自分のことを書いていないからではないか」と見ている。

 江戸・日本橋に住み、俳諧師としても、事業でも成功していた芭蕉が突然、当時は町外れの深川に転居したのはなぜか。

ここから続き

 鹿野さんは「故郷から連れて…

この記事は有料記事です。残り632文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら