宮崎)高千穂鉄道跡地を保存、公園化構想へ
宮崎県高千穂町は、2005年に台風で甚大な被害を受けて08年に全線廃止した高千穂鉄道の旧施設について、「撤去」から「保存」の方針に転じ、観光資源として活用していく公園化構想を打ち出した。計画には、甲斐宗之町長が昨年の町長選で公約として掲げた高千穂鉄橋に遊歩道を整備する案が含まれる。
町が公園化構想の中心に据えるエリアでは、「高千穂あまてらす鉄道」が運営する線路跡を利用した30人乗りのアトラクション「グランド・スーパーカート」が人気を博す。昨年度は5万2千人を集客した。そのコースでもある高千穂鉄橋(岩戸川水面からの高さ105メートル)に遊歩道を整備する計画を立てている。
町によると、高千穂鉄橋の線…