長野)大正時代の県庁舎、生かすには? アイデア募る

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岡林佐和
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 大正時代に建てられたかつての長野県庁舎で、飯綱高原に移築されホテルや県職員の研修施設として使われた「旧自治研修所」。設備の老朽化で使われなくなって6年がたつ。趣ある建物を何とか残せないか――。県は民間からアイデアを募ることにした。

 長野市街から戸隠方面へ向かう戸隠バードラインを進むと、趣のある白い洋館が見えてくる。1913(大正2)年に2代目の県庁舎としてつくられた建物で、中央には重厚感のある車寄せを構え、内部には美しい彫刻をほどこした大階段などがある。

 65(昭和40)年、建物の一部を飯綱高原(長野市上ケ屋麓原)に移築。県企業局が「ホテル明鳥閣(めいちょうかく)」として運営したが客足が伸びず、73年に閉館。その後は県職員の宿泊研修施設として利用されてきたが、ボイラー設備に不具合が生じたことなどで、2013年度から使われなくなった。いまは時折、映画などの撮影に利用されており「るろうに剣心」シリーズなどで使われた。ただ使用料は取っていないという。

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 新たな使い道について、これ…

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