「米軍機、中間線沿い飛行」台湾発表 米中続くさや当て

有料記事

台北=西本秀 ワシントン=渡辺丘 北京=冨名腰隆
[PR]

 台湾の国防部(国防省)は29日、米軍のMC130特殊作戦機が同日午前、台湾海峡の中間線に沿って北から南へ飛行したと発表した。これに先立ち、米軍は南シナ海で「航行の自由」作戦を実施。中国は米艦船の寄港を拒むなど、双方のさや当てが強まっている。

 中間線は1950年代に米軍が設けたとされ、中台間ではそれを挟んだすみ分けがおおむね守られてきた。だが、米中・中台関係が悪化するなか、今年3月、中国軍の戦闘機が中間線を越え台湾側を約10分間飛行する事案が起きた。

 一方、米軍は今年に入り、ほぼ月1回のペースで艦船を台湾海峡に派遣。トランプ政権が今月、台湾に新型戦闘機を売却する方針を決めると、中国側は27日、東シナ海で軍事演習を行う計画を公表するなど、双方のさや当てが続いている。

ここから続き

 そのなかで、シュライバー米…

この記事は有料記事です。残り323文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら