W杯代表落ちてもあきらめない 海外でもがくラガーたち

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野村周平
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 ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会に臨む日本代表31人が発表された8月29日。立川理道(はるみち、クボタ)はその節目の時を、単身ニュージーランド(NZ)で迎えた。

 愛称「ハル」。4年前の南アフリカ撃破の立役者だ。CTBとして攻守に躍動し、日本大会でも代表のリーダー的役割を担う存在と期待されていた。しかし足のけがの影響などもあって、徐々に代表チーム内の序列は低くなった。今年6月、W杯候補メンバーから落とされた。

 「心が折れかけた部分もあった」と立川は言う。そんな時、厳しい長期合宿を終え、パシフィック・ネーションズカップでフィジーやトンガを圧倒する日本代表の試合を見た。誰一人さぼらず、ハードワークする仲間たちに心が揺れた。「代表に戻りたい。また呼んでもらえるように、気持ちと体を作っておきたい」

 8月、クボタの一員として戦ったトップリーグカップが終わるとすぐNZのオタゴに向かった。レベルの高い同国の国内選手権に挑むためだ。いつ代表にけが人が出て、ジョセフヘッドコーチ(HC)から緊急招集がかかっても対応できるように。「今はジャパンの外側の人間だけど、チームに力を与えたい。本気で戻りたいし、オタゴで頑張れば、同じポジションの若手の刺激になる」

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■ジョセフHCも「バックアッ…

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