京アニ放火、献花台に5万羽超の折り鶴 ファンらが祈り

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山崎琢也
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 京都市伏見区京都アニメーション第1スタジオで35人が死亡した放火殺人事件で、犠牲者への鎮魂の思いを込めて、5万羽超の折り鶴が8日朝、献花台に手向けられた。京アニの本社がある京都府宇治市の京阪電鉄宇治駅の改札付近に折り鶴コーナーが設けられ、地元住民やアニメファンら有志が折りためてきた。

 折り鶴コーナーの設置を呼びかけたのは宇治市のNPO法人「まちづくりねっと・うじ」。メンバーの6人が献花台で手を合わせ、静かに供えた。8月8日午前8時。「希望が失われず無限(∞)に続いてほしい」との思いを込め、8が連なる日時に合わせた。

 京アニの人気アニメ「響け!ユーフォニアム」では、同駅を描いたシーンが度々登場する。SNSや口コミで参加者が増え、のべ2500人以上が鶴を折った。NPOのメンバーらが折り鶴一つひとつを糸でつなぎ、千羽鶴に仕上げた。

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