愛知)与野党が議席分け合った愛知 投票者の行動は

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柏樹利弘
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 21日に投開票された参院選愛知選挙区(改選数4)は、自民現職の酒井庸行氏(67)、国民現職の大塚耕平氏(59)、立憲新顔の田島麻衣子氏(42)、公明新顔の安江伸夫氏(32)が当選し、与党と野党が2議席ずつを分け合った。投票率は48・18%で、補選を除き過去3番目に低かった。朝日新聞社は投票日に県内150カ所の投票所で出口調査をした。7114人から得られた回答をもとに投票行動を分析する。

 旧民進が立憲と国民に分かれて以来、初めての参院選。現職として3期18年の経験がある国民の大塚氏に対し、立憲新顔の田島氏は知名度不足が課題とされた。出口調査では回答者の17%を立憲支持層が占めたが、その投票先は田島氏が62%だったのに対し、23%は大塚氏だった。国民支持層は回答者の7%だったが、大塚氏に77%が投票していた。

 自民と公明は「与党で2議席」を目指した。自民の酒井氏はトップで再選されたものの、得票は愛知選挙区の過去最多だった6年前の約105万票から約32万票減った。自民支持層の54%が酒井氏に投票した一方で、14%は公明の安江氏に。国民の大塚氏にも11%が投票していた。安江氏には公明支持層の89%が投票したが、得票数は前回16年の参院愛知選挙区で初当選した公明の里見隆治氏より約8万票少なかった。

 また、安倍政権のもとで憲法

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