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　いわき市の海水浴場で１３日、海開きがあった。東日本大震災で見送られてきた久之浜・波立（はったち）海水浴場は９年ぶりに再開した。市内ではほかに勿来、四倉、薄磯があり、計４海水浴場で８月１５日まで楽しめる。

　海開き式があった勿来海水浴場では、震災の犠牲者に黙禱（もくとう）を捧げ、安全を祈願した。「海開きをここに宣言します」。サンシャインガイドいわきの山辺香純さん（２７）が宣言し、初泳ぎを楽しんだ。８月に市内で開かれる「フラガールズ甲子園」に出場する平商、いわき総合、湯本の３高校のフラガール６１人はフラを披露したり、海に入ったりして初泳ぎを楽しんだ。

　９年ぶりに再開した久之浜・波立は小規模な海水浴場で、震災前２０１０年の海水浴客は１万６２９４人だった。初日の出スポットとして知られる弁天島などがあり、磯遊びも楽しめる。監視などの安全対策を担う皆川寛さん（５８）は「人が来ることで、久之浜がにぎわいを取り戻すきっかけになればいい」と話している。

　震災前は市内１０海水浴場で…