京都)マドンナ旋風から30年、女性とりまく環境は?

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大貫聡子
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 京都大法学部を昨秋卒業した会社員の高島菜芭(なは)さん(23)=東京都江東区=は今月3日、滋賀県内の中高一貫校の教室にいた。市民団体「ジェネシス」の共同代表として、デートや性行為の際に互いの意思を確認する「性的同意」について講演。「言葉で互いの意思を確認し、対等な関係をつくること。セクハラの予防や人権を理解することにもつながる」と、教師ら約100人に語りかけた。

 京都市上京区出身。京大在学中の昨年8月、性的同意の啓発にあたるジェネシスを友人2人と立ち上げた。ワークショップを開き、ネットで記事を配信する。

 高校時代、政治を学ぼうと京大を目指す高島さんに、女友だちは「なんで女の子なのに頑張るの?」と聞いた。大学では男友だちから「女はリーダーに向いてない」と言われた。性別で生き方や考え方を決められ、押しつけられることに違和感がぬぐえなかった。

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