日仏首脳、新ロードマップで合意へ 安全保障で関係深化

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竹下由佳
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 安倍晋三首相は26日、訪日するマクロン仏大統領と首相官邸で会談し、2023年までの日仏間の協力内容を定めた新たなロードマップで合意する。南太平洋にある自国領の島々で軍事拠点があるフランスと、インド太平洋地域での安全保障や開発分野での連携を強く打ち出す内容だ。

 合意文書は「両国間に新たな地平を開く日仏協力のロードマップ」。オランド前大統領が訪日した2013年に合意した内容を改訂する。

 今回の合意文書では、日本が重視する「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、防衛協力のためリエゾン(連絡役)を新たに設けるなど安全保障分野での関係深化を目指す。アジア・アフリカでの第三国支援も強化。多国間主義を強調し、中国が進出する東・南シナ海の状況に対する「強い懸念」も表明する。

 中国が各地で進めるインフラ…

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