東京福祉大、不明留学生1600人に 文科省が指導

有料記事

宮崎亮
[PR]

 東京福祉大で多数の留学生が所在不明になっていた問題で、文部科学省と出入国在留管理庁(入管庁)は11日、2016~18年度に計1610人の所在が分からなくなっていた、と発表した。文科省は「安易な受け入れや不十分な在籍管理が原因で、大学の責任は重大だ」として、特に所在不明者が多い「学部研究生」の新規受け入れを当面は見合わせるよう、指導をした。

 柴山昌彦文科相は11日の会見で「的確な把握が遅れてしまい、必要な対応を逸してしまった」と述べたうえで、似たような事態が他の大学にもないか、調査する意向を明らかにした。

 文科省・入管庁は今年3~5月、都内と群馬県名古屋市にある4キャンパスに計5回、調査に入った。その結果、所在不明者は16年度305人、17年度482人、18年度823人と年々増えていたことが分かったという。

 同大の留学生は学部や大学院…

この記事は有料記事です。残り474文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら