現職の劣勢は変わらず 台湾総統選、与党が予備選再開へ

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台北=西本秀
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 来年1月の台湾総統選に向け、与党民進党は29日、延期していた予備選の再開を決めた。現職の蔡英文(ツァイインウェン)総統(62)に、前行政院長(首相)の頼清徳氏(59)が挑む構図。党側は蔡氏を守ろうと、頼氏に出馬取りやめを働きかけていたが、頼氏が引かなかった。党が6月中旬に実施する世論調査の結果で公認候補が決まる。

 当初は4月中旬に世論調査を行う予定だったが支持率が低迷する蔡氏陣営が先送りを要求。蔡氏は「1+1は2より大きくなる」と語り、頼氏に副総統候補になるように訴えてきた。だが、頼氏は「一方的な延期は民主的ではない」などと世論調査の実施を求めていた。

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 今後、6月初旬に両者の政見…

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