対GAFA、個人情報保護のためにドイツが取った新策

有料記事

渡辺淳基
写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
[PR]

 個人情報保護と、独占の禁止。二つの異なる法律を組み合わせることで、抜け道をふさぐ。技術の進化で生まれた巨大IT企業のビジネスモデルに対する規制の形として、ドイツの連邦カルテル庁は新たな手法を示した。

 ドイツが加盟する欧州連合(EU)が「一般データ保護規則」(GDPR)を施行したのは昨年5月。IT企業などが個人情報の利用に関する同意を利用者に強制することを禁止し、世界でもっとも厳しい個人情報の保護策を打ち出した。

 しかし、利用者が自ら同意しているとなれば、GDPRによる保護の適用外になるおそれが残る。

 一方で、日本の独占禁止法な…

この記事は有料記事です。残り1444文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら