沈んだ船からたたくような音、生存者か調査 銚子沖事故

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岩本修弥 高木潔 村山恵二
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 千葉県銚子市沖で26日未明、貨物船同士が衝突し、愛媛県今治市の千勝丸が沈没して乗組員1人が死亡、3人が行方不明になった事故で、水深約30メートルの海底に沈んだ船から船体をたたくような音がするのを第3管区海上保安本部が確認した。同海保が27日夜、発表した。同海保は、船内で行方不明者が発している音かどうか調査するとともに、潜水による救助活動を続けている。

 海保によると、千勝丸は26日午前2時10分ごろ、銚子市の犬吠埼の南約11キロで、広島県呉市のすみほう丸と衝突し、海底に右舷側を上にして横向きに沈んでいるという。同海保は、27日午前10時45分から、特殊救難隊の12人を含む計18人のダイバーが断続的に計7回潜水して、船内の居住区を中心に捜索。捜索途中の同日午後1時ごろ、ダイバーが船体から出ている金属をたたくような音を確認した。銚子海上保安部によると、「ダイバーが船体をプラスチックハンマーで3~4回たたいたら、2~3秒後に船内からとみられる打音をかすかに3回聞いた」という。千勝丸を所有する今治市の勝丸海運によると、千勝丸は居住区が8カ所ある3階構造だ。

 事故について、救助された千…

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