「個人に刑事罰、恐ろしい」介護事故で有罪、現場に波紋

有料記事

中村靖三郎
[PR]

 長野県特別養護老人ホームでおやつを食べた入居者が死亡した事故で、業務上過失致死罪に問われた准看護師に有罪判決が出され、介護現場に波紋が広がっています。

 この裁判をめぐっては、弁護団が「介護の未来がかかった裁判」と訴え、准看護師を支援する会が立ち上がった。無罪を求める署名は全国の介護・医療関係者などから44万5千筆超が集まった。

 現場や専門家が特に危機感を抱くのが、介護にあたった個人が刑事責任を追及された「異例さ」だ。介護事故は、損害賠償を求める民事事件で扱われるのが一般的だからだ。今回の事故ではすでに、特養側が損害賠償金を支払う示談が成立している。

 弁護団の木嶋日出夫弁護士は…

この記事は有料記事です。残り2801文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら