石川)ゲームで社会問題解決考える 金沢工大の学生開発

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萩一晶
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 貧困や人権、環境など17の分野で国連が掲げる「持続可能な開発目標」(SDGs)について、楽しみながら理解を深めてもらおうと、金沢工業大学石川県野々市市)の学生らがカードゲームを考案、5月からネットで販売を始めた。欧州であった国連イベントにも参加し、「海外でもニーズがある」と感じたという。

 「アクション・カードゲームX(クロス)」を開発したのは、30人が所属する学生団体「SDGs・グローバル・ユース・イノベーターズ」。情報フロンティア学部4年の島田高行さん(22)と亀田樹(いつき)さん(21)らが中心に考えた。

 国連が目指す「だれ一人取り残さない」世界を実現するには、ある社会課題を解決することで別の課題が生まれる「トレードオフ」という状況を解決する必要がある。そこで学生らは、17の目標について2枚ずつ「トレードオフ」の問題を描いたカードを34枚考案。たとえば気候変動への対策を求める目標については、「エアコンを使わないようにしたら熱中症になりかけた」というカードにした。

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 一方で、問題解決に利用でき…

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