中国が報復関税 600億ドル分を最大25%に引き上げ

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北京=福田直之 ワシントン=青山直篤
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 中国政府は13日、米国からの輸入品600億ドル分(約6兆6千億円)にかけていた5~10%の「第3弾」の追加関税の税率を、6月1日から最大25%に引き上げると発表した。米国が今月10日に発動した中国からの輸入品2千億ドル(約22兆円)の追加関税の引き上げへの報復措置となる。

 中国が具体的な対抗策に踏み切ったことで、米中貿易摩擦は一段とエスカレートした。世界経済に大きな影響が出る可能性がある。

 中国は昨年9月24日、米国の「第3弾」の追加関税への報復として、農産品や鋼材、電子製品など600億ドル分、5207品目に5%か10%の追加関税をかけた。今回の発表では、25%、20%、10%、5%の4段階の税率を適用することで、一部の税率を引き上げる。課税対象は5140品目で、当初の「第3弾」より67品目減っている。

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 米国による今月10日の追加…

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