台湾で「韓流」、統一地方選に異変 泡沫候補が急速躍進

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高雄=西本秀
【動画】台湾統一地方選の高雄市長選で異例の注目を集める韓国瑜候補=西本秀撮影
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 24日に投開票される台湾の統一地方選で、蔡英文(ツァイインウェン)総統率いる与党・民進党の足元が揺らいでいる。地盤だった南部の高雄市長選で野党候補に苦戦するなど各地で現有ポストを奪われる可能性が出てきた。蔡氏自身の再選戦略にも黄信号がともりかねない。(高雄=西本秀

 高雄郊外の漁村で4日に開かれた集会。「俺が市長になったら高雄の農水産品を(中国や東南アジアへ)売り込む。観光客も高雄にやって来るぜ」。高雄市長に立候補した国民党の韓国瑜氏(61)が、ざっくばらんに経済振興を語りかける。集まった住民が「当選、当選、当選だ」とかけ声を送った。

 韓氏は立法委員(国会議員)を3期務めた後、台北の農産物市場の経営者などをしていた。当初は泡沫(ほうまつ)候補扱いだったが、政治家らしくない軽妙な語り口が受け、この2カ月ほどで急速に支持を伸ばした。

 地元メディアの世論調査では…

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