博多の秋の風物詩「ぎなん落とし」 巫女が神前に供える

岡純太郎
【動画】博多に秋の訪れを告げる「ぎなん落とし」=小宮路勝撮影
[PR]

 博多に秋の訪れを告げる「ぎなん落とし」が4日、福岡市博多区櫛田神社であった。小雨が降る中、境内にある「夫婦ぎなん」の枝に実ったぎんなんを、神職8人が竹ざおではたいて落とし、3人の巫女(みこ)が箸で拾い集めて神前に供えた。

 博多では「ぎんなん」を「ぎなん」と呼ぶ。落ちた今年の実は色も良く、大ぶり。来年3月12日の「ぎなん祭り」で縁起物として配られる。

 札幌市から観光で訪れた歌手の長坂純一さん(66)は「歴史ある土地で秋の訪れを感じることができてよかった」と話した。(岡純太郎)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら