(時紀行:時の余話)遠距離・記念日…誓い合うカップル

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岩沢志気
【動画】干潮時に渡れる砂の道 小豆島のエンジェルロード=岩沢志気、遠藤真梨撮影
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 エンジェルロードは6月と8月の計2回取材した。記念日、久しぶりの再会……。それぞれの思いで訪れたカップルや夫婦と出会った。

 結婚記念日に訪れていた夫婦に話を聞いたのは6月。兵庫県明石市から来た石田真司さん(34)、美樹さん(35)は互いに6月生まれ。真司さんの誕生日が20日、美樹さんが22日。だからこそ21日に結婚し、記念日とした。

 こうした事情とエンジェルロードの神秘的な現象を重ね合わせ、願掛けもかねて記念旅行の地に選んだ。美樹さんは「だんだん狭くなってきていいタイミングやった。これからも夫婦仲良く、と願いました」。

 8月には、誕生日旅行だというカップルに出会った。岐阜県各務原市の土屋裕太さん(22)と星野好保(たかほ)さん(23)は、中学の同級生。成人式などをきっかけに再会し、交際がスタートした。星野さんの誕生日が8月だったことから、訪れたという。

 やりとりもほほ笑ましかった。彼女が「ロマンチックなのが好きで、こういう場所はひかれます。彼に『手をつないで渡ろう』と。景色がきれいですね」と言うと、「今日は暑いしかないですね」とつれない彼。すかさず「『ツンデレ』なんですよ」と突っ込まれ、彼は優しそうな笑顔を浮かべていた。ロケーションがなおさら、2人を近づけているかのようだった。

 こうしたカップルの巡礼地を…

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