自白動画、裁判員「リアルに感じた」老人施設3人転落死

有料記事

古田寛也
[PR]

 川崎市有料老人ホームでの連続転落死が、朝日新聞の報道で発覚してから2年半。横浜地裁は22日、無罪を主張していた今井隼人被告(25)に死刑を言い渡した。「裁判で出てきた証拠のことを考え、夜も眠れないことがあった」。裁判員らは難しい判断を迫られた胸中を明かした。

 約2カ月の間に計22回に及んだ公判。その中では、犯行を自供する被告の様子を撮影した動画が2日間にわたって再生された。判決後、補充裁判員を含む3人の裁判員が会見を開いた。

 「取り調べの様子や場の雰囲気を感じることに重きを置いた。非常に参考になった」。大学生の大井裕貴さん(22)は動画を見た感想をそう語った。「疑いが少しでも残れば無罪にしなければならないことは、何度も(裁判官から)説明を受けた」という。

ここから続き

 会社員の国松洋昭さん(38…

この記事は有料記事です。残り2601文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら