高さ23メートル、楼上から大阪も 「黒谷さん」山門

久保智祥
【動画】ドローンで撮影した金戒光明寺の山門=細川卓、小玉重隆撮影

金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)・山門(京都市左京区黒谷町)

 「黒谷(くろだに)さん」と親しまれている浄土宗の大本山。その高台にそびえる山門は高さ23メートルあり、楼上からは大阪方面まで見通せる。

 応仁の乱(1467~77)で焼失後、幕末の1860年に再建。2年後、会津藩主松平容保(かたもり、1836~93)が京都守護職となると、寺に本陣が置かれ、山門からは藩士らが警戒にあたったとされる。

 春、境内に咲き誇る桜の木から、ひらひらと花びらが舞った。150年前、楼上で藩士らは何を思い、京の街を見つめたのだろうか。

     ◇

 秘仏や秘宝が披露される「京都非公開文化財特別公開」(京都古文化保存協会など主催、朝日新聞社特別協力)が27日~5月6日に開かれます。朝日新聞デジタルの特設ページ(http://t.asahi.com/n1ir別ウインドウで開きます)でも、ドローン動画や写真をご覧になれます…

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

【春トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

この記事を書いた人
久保智祥
福井総局
専門・関心分野
寺社、宗教、文化財、文化、美術