滋賀)湖魚待つ巨大誘導路 エリ漁

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亀岡龍太
【動画】ドローンズアイ 琵琶湖の伝統漁法「エリ漁」=矢木隆晴、内田光撮影
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ドローンズアイ

 1メートルほどの間隔で湖底に立てたグラスファイバー製のくいの列が数百メートル続いている。上空から見ると、まるで琵琶湖の水面に点線で描いた巨大な幾何学模様だ。

 2月中旬、江戸時代から続く定置網を使った琵琶湖独特の「エリ漁」が始まった。エリは漢字で「魞(えり)」。「魚」へんに「入」と書く。くいを並べた誘導路の一番奥に網を仕掛け、魚が入るのを一晩待つ。志賀町漁協(大津市)の三田村進さん(65)が船を近づけ網を揚げると生後数カ月のアユがピチピチとはねた。この日とれたのは約18キロ。半透明なことから、地元漁師は「氷魚(ひうお)」と呼ぶ。

 エリ漁は夏まで続く。氷魚は…

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