腐敗、貧困…反プーチンのうねり 集会には大勢の若者

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モスクワ=中川仁樹
【動画】28日、サンクトペテルブルクとモスクワで開かれた反プーチン派の抗議集会
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 3月18日のロシア大統領選は、現職のプーチン氏の当選が確実だ。それでも、汚職や抑圧姿勢、さらに6年延びる政権を批判し、投票ボイコットや自由な選挙を求める集会には大勢の若者が足を運ぶ。何が彼らを駆り立てるのか。

 大統領選への立候補を拒否された反体制派アレクセイ・ナバリヌイ氏(41)が呼びかけた1月28日の反政権集会は、全国100カ所以上で開かれた。当局はナバリヌイ氏を拘束し、集会直後に解放。規模の拡大に強い警戒感を示した。

 集会前、ロシアで人気のSNS「テレグラム」にある反体制派グループ「抗議するモスクワ」のチャットに書き込みが続いた。

 「どこに集まろう」「警察の捜査が入った」

 このチャットに登録し、やり取りを見る人たちは2500人を超す。

 グループができたきっかけは…

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