600万ドルの脚本(小原篤のアニマゲ丼)

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 「5分に1回、大爆笑!」

 これがハリウッド製SFアクション大作「ゴースト・イン・ザ・シェル」(8月23日ブルーレイ&DVD発売)につけたワタクシ的キャッチコピー。作り手の狙いと違いますが、私のアタマがオシイマモル菌に侵されてるためこのような反応となります。マスコミ向け試写でいち早く見た映画の感想を聞かれるたび、相手がオシイマモル菌の保有者であろうとなかろうと「いやもう、5分に1回大爆笑! ホントだよ!」と喜々として触れ回っていました。すみません。

 記憶と肉体を失った全身サイボーグのスゴ腕女性捜査官が謎のサイバーテロ犯を追ううちに自らの秘められた過去を知る、というシリアスな物語がどうしてそんな「大爆笑」を誘うかと言うと、押井守監督のアニメ映画「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」(1995年)とその続編「イノセンス」(2004年)から数多くのシーンを引っ張ってきて実写で大マジメに再現してみせるので楽しくて「大爆笑」、しかもあまりに頻発するので「5分に1回」となるワケです(※個人の感想です)。

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